
断食といえば、ただひたすら辛いというイメージがありますが、なぜ断食を行う人が多いのでしょうか。
そもそも断食とは何か?なぜ断食が良いのか?断食の効果はどうなのか?と疑問に思ったことはありませんか。
私も酵素の断食ダイエットに挑戦してみようと思いつつ、断食できる自信がない。。。断食後にリバウンドするのでは。。。と断食に対するイメージがどうしてもプラスにイメージできないので、今回断食について調べてみました。
目次
断食とは
断食とは、字の通り、『一定の期間食べ物の摂取を断つこと』
一定の期間、全ての食物あるいは特定の食物の摂取を絶つ宗教的行為である。 一定の食物を(期間を定めず)恒常的に禁忌することは除かれる。 断食は世界の諸宗教に広く見られる。 断食では食事は断つものの水だけは飲む場合もある。出典:Wikipedia
と一般的に解説されていることからもわかりますが、宗教的な行為として断食が広まっていきました。
イスラム教では、断食は功徳であり、「断食期間に祈願した願いは必ず聞き入れてもらえる」と言われていたり、日本では故人の命日に遺族は生ものを断つ風習もあったそうです。
よくテレビなどで紹介されている、日の出から日没まで行われるイスラム教のラマダーン(断食)の目的は『忍耐強くなるため・食べることができない人の苦しみを理解する・生活のバランス節度を保つ』など断食を行う目的がはっきりしています。
断食の効果
今断食が注目されていますが、なぜ断食をするのか?断食はなぜいいのか?
断食で効果があるといわれているもの
- 内臓を休ませる
- 体内のデトックス
- 長寿遺伝子の活性化
- 活性酵素(体を酸化させて内臓にダメージを与える)の減少
- 味覚のリセット
現代の食生活は、カロリーが高かったり、内臓に負担がかかる食べ物が多いので、エネルギーを補給するつもりが、いつのまにか内臓に負担をかけるという悪循環な環境になっているので、体内のデトックスとして行うのは非常に魅力的ですね。
断食の種類
断食といっても、様々にあります。
- 1日だけ断食を行うプチ断食
- 3日間断食
- 1日1食だけの断食
- 1食のみ減らす断食
- 週末断食
- 断食施設で本格的に断食
- 俳優の榎木孝明さんは、30日間の「不食」を行ったそうです。
断食の方法も、固形物を食べずに、水のみで行うハードなものもあれば、ヨーグルト断食といって、ヨーグルトと水分のみで行う断食。酵素ドリンクと水分のみの酵素ダイエットや食べ物を食べてもいい断食などやり方は様々です。
断食の方法
断食の基本的な方法は、『断食を行う前の準備期間・断食期間・断食後の回復期』の3つに分けられます。
【準備期間】
断食を始める3日前や1日前から、腹八分の食事の量に控えたり、和食中心にして素食にしていき、断食の環境に慣れさせていくことが大切。
【断食期間】
それぞれの断食方法を実践。多くのやり方の場合は水分を摂取していい方法なので、水分補給はしっかり行う。
【回復期】
断食を行う上で、一番大切なのが、この回復期です。この時期は断食していた内臓の環境を徐々に戻して行くために、おかゆや具なしの味噌汁など胃に負担がかからないものを少しづつ摂取していきます。基本的に、断食の日数と同じ期間だけ回復食を食べるといわれています。
この回復期の過ごし方で、断食後の体重のリバウンドするかしないかなども大きく関係してきます。断食を行う時は、断食以上に回復期を大切に過ごしましょう。
断食は期間が長くなればなるほど、専門家の指導が必要になりますので、断食を始める前にしっかり断食についての正しい知識を理解しましょう。
人気の断食方法
『1日1食』について

断食をするには、目的があった方が長続きすることができるようで、『1日1食』という無理なく断食を行える方法を長年実践されている著名人はたくさんいます。
タモリ、ビートたけし、片岡鶴太郎、千葉真一、GAKUTO、水谷豊、福山雅治など大御所でハードなスケジュールをこなす芸能人が名を連ねています。
京本政樹
20代後半売れるようになって、暴飲暴食で胃もたれや体調を悪くしたのをきっかけに行ったところ、胃が楽になり、体調がとても良くなったそうです。
タモリ
健康のために1日1食&週1断を実践、『27時間テレビ』の間も全く食べすにいた理由として「食べるとね、絶対にバテると思ったの」と発言されております。
千葉真一
1日1食しか食べない。体を飢餓状態にすることで抗老化遺伝子といわれるサーチュイン遺伝子を目覚めさせ、体の細胞を若返らせているんです(「日刊ゲンダイ」2014年7月26日)
実際1日1食を実践してから、検査の数値が前より良くなったそうです。
一般的に1日1食を行った効果の口コミ
- 頭が冴えて集中力が増す
- 体型を維持できる
- 疲れなくなった
- ハードワークがこなせる
1935年にコーネル大学のマッケイ教授の調査では、マウスのグループで、カロリー60%に制限した方が、カロリー100%のマウスに比べて2倍長生きすることが発表されています。
1日断食について
1日断食とは、丸1日何も食べない断食方法。先ほど紹介したタモリさんは、毎週週末に1日断食を行なっているそうです。
基本的な方法は、1日水分以外は摂らない。水分は体が欲した時に積極的に摂取する。断食後は水分が多いおかゆに梅干しなど、胃に優しい回復食で戻すことが大切。
1日断食を体験した人の口コミ
- 体が軽くなった
- 少食になった
- 気持ちが前向きになった
- 仕事に集中できるようになった
3日断食について
3日間以上の本格的な断食を行う場合は、健康への影響があるので自己流で行うのは危険です。専門の施設へ行ったり、本格的な指導を受ける必要があります。
酵素ダイエットでよく行われる3日間の断食(ファスティング)についても、正しいやり方について、必ず説明がついてくるので、そのやり方に従って行うようにしてください。
3日断食を体験した人の口コミ
【メリット】
- 体が軽くなった
- 空腹感を楽しめるようになった
- 痩せた
- 内臓が元気になったと体感できた
- 二重アゴがすっきりした
- 体のラインがすっきりした
- フケの量が減った
- 食後の眠気がなくなった
- 宿便らしきものが出てすっきりした
- 食べることへの感謝が増す
- 肌の調子が良くなった
【デメリット】
- 頭痛が気になった
- 期間中下痢になった
- めまいがした
- 空腹感が辛い
まとめ
断食と一言にいっても、実に様々な方法があるので、まずは断食への辛いイメージばかりに気を取られるのではなく、正しく向き合うことが大切だと痛感。
現代は食べ物が溢れかえっているので、何か口にすることが当たり前で、いつでもどこでもすぐに食べることができます。
このような環境で断食という行為は非常にハードルが高くなりがちですが、断食をする目的をしっかり持って取り組めば、挫折することなく効果が期待できそうですね。
自分の生活スタイルに合った無理のない1日断食や、むしろ断食という概念ですらなく取り入れられている『1日1食』や『1日2食』などは魅力的で実践したいと思いました。